開催趣旨

密度行列繰り込み群法、および行列積/テンソル積状態を基礎とする計算手法は量子多体系を調べる手法として発展してきました。本研究会では、これらの手法のさらなる発展や最近注目を集めている研究課題への応用などについて、この分野で活躍する研究者の方々にご講演をしていただきます。本研究会で議論するのは以下のような話題となります。

  • 密度行列繰り込み群法
  • テンソル積状態
  • 計算アルゴリズム
  • 量子エンタングルメント
  • 強相関量子系

日時・場所

  • 開催日時：2015年8月25日 13:55 - 17:40、26日 9:30 - 12:25
  • 開催場所：理化学研究所計算科学研究機構（兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-2）アクセス
  • 会場：計算科学研究機構１階セミナー室

招待講演者リスト

  • 西本理（IFW Dresden, TU Dresden）
  • 江島聡（University of Greifswald）
  • 清水裕也（理化学研究所計算科学研究機構）
  • 段下一平（京都大学基礎物理学研究所）
  • 上田宏（明治大学）
  • 杉本貴則（東京理科大学）
  • 白川知功（理化学研究所創発物性科学研究センター）

プログラム

Time
Speaker
Title
25.Aug.2015 (Tue)
13:55-14:00
opening
14:00-14:50
西本理
Ground state and magnetization process of the kagome antiferromagnetic magnets
14:50-15:40
清水裕也
Tensor renormalization group approach to (1+1)-dimensional lattice QED
15:40-16:00
coffee break
16:00-16:50
段下一平
一次元超流動体の量子位相滑り
16:50-17:40
上田宏
１次元ランダム系に対するDMRGと実空間並列DMRGの共通点
26.Aug.2015 (Wed)
9:30-10:20
杉本貴則
フラストレート・スピン梯子系の磁気的性質
10:20-11:10
白川知功
密度行列繰り込み群法を用いた２次元強相関電子系の解析
11:10-11:30
coffee break
11:30-12:20
江島聡
ハルデンー電荷密度波絶縁体間における量子相転移とその臨界性
12:20-12:25
closing

参加希望

  • 本研究会にはどなたでも無料で参加できますが、人数把握のため、件名を【密度行列繰り込み群法における最近の展開：参加希望】にして、お名前、ご所属、ご職種を明記の上、cms.aics _at_ google.com までご連絡ください（ _at_ は @ に変えて送信してください）。
例
件名：【密度行列繰り込み群法における最近の展開：参加希望】
本文：
1. 参加者氏名：　理研　京太郎（りけん　けいたろう）
2. 参加者所属：　理研AICS　
3. 参加者職種：　研究員

お問い合わせ

主催柚木清司理化学研究所計算科学研究機構量子系物質科学研究チームyunoki _at_
曽田繁利理化学研究所計算科学研究機構量子系物質科学研究チームsotas _at_
白川知功理化学研究所創発物性科学研究センター計算量子物性研究チームt-shirakawa _at_
_at_ 以下を@riken.jp に変えてメールを送信してください。