研究者に聞いてみよう! 第2回
総合防災・減災研究ユニット
藤田 航平 訪問研究員
研究者に聞いてみよう! 第2回
総合防災・減災研究ユニット
藤田 航平 訪問研究員
藤田さんは地震工学の分野に携わる研究者で、その中でも計算地震工学のスペシャリストです。「京」を使って都市をそのまま丸ごと再現し、地震が起きたときにどの建物がどのように壊れるのか、また地震による津波で水がどのように都市に流れ込むのかなどについて計算による数値シミュレーションを行い、地震による被害をどう減らせるかを考える研究を行っています。数値シミュレーションには計算プログラムと計算モデルの2つの要素が必要です。藤田さんは計算プログラムの専門家です。藤田さんにいろいろな質問をしました。
(神戸市立六甲アイランド高校有志)
実際に研究者に直接インタビューするのはめったにない機会だったので、ほんとうに貴重な経験ができました。藤田さんの研究内容はもちろんのこと、日常生活についてもお聞きすることができました。研究内容の説明をはじめ、インタビューを通して、「論理的」や「合理的」といった言葉を何度も聞きました。地震に限らず、ある物事に対して筋道を立てて、論理的に考えることの大切さを藤田さんから教わりました。現在は科学が世界的に進歩して、なくてはならないものになっているので、なおさらそういうことが重要視されるのではないかと思います。最後になりましたが、お忙しい中、このような機会を設けて下さり、ほんとうにありがとうございました。
(佐野 舜太、上田 悠人、岩尾 大輝、稲田 晃大、飯田 庸太郎、西田 和馬)
2015年3月13日発行