研究者に聞いてみよう! 第3回
複合系気候科学研究チーム
佐藤 陽祐 基礎科学特別研究員
研究者に聞いてみよう! 第3回
複合系気候科学研究チーム
佐藤 陽祐 基礎科学特別研究員
雲に魅せられて──自然豊かな街に生まれ、勉強よりも遊び・スポーツっ子だった佐藤さん。やがて都会に出た彼の中で、子どものころから感じていた「目の前の物事を解明したい」という思いが強くなっていき、気象研究を始めました。雲の性質に関わるエアロゾル※に焦点を当てて「京」でシミュレーションを行い、エアロゾルが雲に与える影響を理解しようとしています。32歳と研究所の中では若く、親しみやすい人柄でもある、気象科学の将来を担う佐藤さんにお話をお伺いしました!
(兵庫県立洲本高等学校有志)
※エアロゾル:大気中に漂う、ちりなどの小さな粒子。雲をつくる水滴の核となる。
普段お会いする機会がない研究者へのインタビューを通して貴重なお話を聞くことができ、有意義な体験ができました。僕たちが思い描いていた研究者像と違って、研究の紹介にユーモアを交えて話してくださったりする親しみやすい人柄に、意外な一面を感じました。「日はまた昇る」という言葉は、希望とともに、大切な日々を悔いなく生きるように戒める言葉であり、大事をなすには自分の信念を持って日々コツコツと目標に向かって努力することが大切なのだと感じました。最後に、今回の取材に携わってくださった方々に感謝致します。お忙しい中、時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
(取材・執筆:青木淳一郎、蔭山信二、亀田航平、仙﨑直輝、谷上 周、玉置 幹、萩原健登、松原宏太)