研究者に聞いてみよう! 第4回
データ同化研究チーム
荒木田 葉月 テクニカルスタッフ
研究者に聞いてみよう! 第4回
データ同化研究チーム
荒木田 葉月 テクニカルスタッフ
衛星データから森林の増減を予測──荒木田さんはシミュレーションを用いて自然環境の問題に取り組む研究者です。学生時代はフィールド研究、卒業後は日本野鳥の会や、兵庫県立人と自然の博物館で仕事を経験した後、博士号を取得しました。その後、兵庫県立大学や理研で研究を行っています。シミュレーションは、コンピュータが計算を行い、考えられるさまざまな可能性をモデルとして再現できるシステムです。荒木田さんはそのシステムに衛星などの観測データを取り込む「データ同化」という方法を使って、葉の重なり合いや光合成の度合いから森林の増減を予測する研究を進めています。研究者でありお母さんでもある、そんな荒木田さんにお話を伺いました。(兵庫県立神戸高等学校有志)
今回は家庭を持っている女性の方に取材をしたい、という私たちの希望で、とても貴重な経験ができました。男性研究者が圧倒的に多い中で、育児と研究を両立されている荒木田さんから、総合理学科の私たちにとってためになる話も聞かせていただきました。現在、研究者の職場環境は女性にとって働きやすいものとなってきています。ただ、育児などで研究を断念した女性も少なくありません。今回のインタビューを通して、女性研究者という立場での研究についてあらためて考えることができました。貴重な研究の時間の中、私たちのインタビューのために時間を割いてくださり、ありがとうございました。
( 取材・執筆:井之上あかり、上田菜央、奥戸 舞、朱 麗奈、髙木真実、長手千尋、三宅 舞、森 遥香)