研究者に聞いてみよう! 第5回
可視化技術研究チーム
小野 謙二 チームリーダー
研究者に聞いてみよう! 第5回
可視化技術研究チーム
小野 謙二 チームリーダー
目に見える形へ――小野さんは、シミュレーションで出た結果を可視化する、つまり、結果を目に見える形で表現することが専門です。小さい頃からコンピュータに興味があり、中学生の時にコンピュータを買ってもらったことで、ますますのめり込んだそうです。大学を卒業後、一般企業に就職した後、ワシントン大学の客員研究員や、数々の大学の客員教授を歴任してきました。現在は九州大学の情報基盤研究開発センターの教授であり、理研の研究チームリーダーでもあります。そのようにさまざまな仕事を経験し、現在も2つの仕事を兼務し、両立している小野さんにお話を伺いました。
(神戸女学院高等学部 化学部有志)
私たちは、仕事を両立している研究者の方から、時間を上手くやりくりするコツを伺いたいと思い、取材をさせていただきました。取材を通して、日常生活で活かせることから、将来の研究において活かせることまで、さまざまなことを学ぶことができました。小野さんは高校生の私たちにも分かるように自身の研究について説明してくださり、改めて科学の世界に魅了されました。そして、言葉の端々に織り込まれたユーモアから伝わってくる人柄にも引きつけられました。 また「身近なところにチャンスは転がっているものだ」という考えには胸を打たれました。小野さんの核心を突く言葉は、人生の分岐点に立たされている私たちにとって大きな励みとなりました。最後になりましたが、今回の取材に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
(取材・執筆:泉谷里奈、山根直葵、島田美希、吉村厚美、小山莉奈、中野七帆)