物で実験するのが難しかったり、実験そのものができない時にシミュレーションが役に立つんじゃ。こんなときに便利なんじゃよ。
1. 実験をするには大きすぎる、あるいは小さすぎるとき
地球全体を使って雲を動かす実験は不可能。
また、分子や原子を使った実験というのも、あまりに小さすぎて難しい。
2. 時空を超えて実験結果を見たいとき
138億年ぶんの宇宙の進化を数分に凝縮したり、タイムマシンのように
過去の状況を見たり、未来を予測したりしたいとき。
3. 観察することができなかったり、実験をするには危険すぎるとき動いている
心臓の中にあるいろいろな分子の動きは、観察できない。また、深海で起こる
現象を調べようとすると高い水圧がかかって多くの危険を伴う。
4. 実験するにはばく大な費用や長い時間がかかり、難しいとき数百億円かかる
ロケットを何回も作って打ち上げるとばく大な費用がかかってしまう。