理化学研究所 計算科学研究機構

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第108回

第108回
日時: 2017年3月15日(水)、15:30 – 16:30
場所: AICS 6階講堂

・講演題目: 高並列レンダリング環境での並列画像重畳処理
・講演者: 野中 丈士(可視化技術研究チーム)
※発表は日本語、スライドは英語

講演要旨: 詳細を見る

高並列レンダリング環境での可視化処理はソートラスト式がデファクトスタンダードになっている。この方式は各可視化処理ノードでレンダリングされた画像を一つの画像にまとめる画像重畳処理を必要とし、各画像重畳ノードのアイドル時間を最小限に抑えて全てのノードを効率よく活用する並列画像重畳処理アルゴリズムが幅広く利用されている。並列レンダリング処理はノード数の増加により各ノードが担当する計算領域の削減が図れるが、並列画像重畳処理の場合はノード数の増加に比例して重畳処理を行うデータ量が増加するためウィークスケーリング風のスケーラビリティが求められる。本公演では、京コンピュータのフルノードが利用できるHIVE可視化アプリケーション向けに開発を行っている並列画像重畳ライブラリ(234Compositor)についての紹介を行う。