理化学研究所 計算科学研究機構

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第126回

第126回
日時: 2017年12月6日(水)、15:30 – 16:30
場所: AICS 6階講堂

・講演題目:バズワードとスーパーコンピュータとの関係を考える
・講演者:松葉浩也 チームリーダー (利用高度化研究チーム)
※発表は日本語・スライドは英語

講演要旨: 詳細を見る

「クラウド」「ビッグデータ」などのバズワードは侮れない存在である。現れては消える様々なバズワードに対し研究者は、定義が曖昧、学術的な新規性がない、経済的な意図が透けて見えるなどの理由で否定的な反応を示すことがある。このような批判的な見方は研究者の見識でもあるが、流行に人が集まり、それが実質的な価値を生む可能性までも否定してしまうと、技術の潮流を見誤ることになりかねない。 新生利用高度化研究チームのCafé初登場である今回は、流行の技術とスパコンの関りを通して「利用高度化」の具体的な姿を考えてみたい。実は今、スーパーコンピュータはかつてないほど流行のキーワードに接近している。AIが計算力と密接な関係にあることは言うまでもない。IoTでもスパコンが活躍できる可能性がある。これら新しい分野でスーパーコンピュータが活躍する姿を示すことができれば、自然とスーパーコンピュータに興味を持つ人も増加するはずである。今回のCaféでは、どのようにしてそのような状況を作り出すか、現時点でのチームの考え方を紹介する。