KOBE HPC Spring School 2017 開催 (3月13日～15日)

RIKEN AICS HPC Spring School 2016 集合写真

若手研究者のみなさんを対象に、並列計算機を使いこなすためのプログラミング手法を習得できるスクールを開催します。

※定員に達したため受講受付は終了しました。

※基礎的な内容を中心としたSummer Schoolに対して、Spring Schoolは中級レベルの内容になります。
※本スクールは、昨年度まで「RIKEN AICS HPC Spring School」として開催していたスクールの後継プログラムになります。今年度より事務局と体制を更新し、名称を「KOBE HPC Spring School」と改めました。
詳しくはKOBE HPC Spring School 2017（神戸大学計算科学教育センター）のウェブサイトをご覧ください。

2016年の Spring School の開催内容はこちらから。
2016年の Summer School の開催内容はこちらから。

1.月日・場所

2017年3月13日(月)～3月15日(水)　神戸大学計算科学教育センター
アクセスはこちら

2.主催

3.後援（予定）

ポスト「京」重点課題9課題
一般財団法人高度情報科学技術研究機構（RIST）（登録施設利用促進機関）

4.目的

京のような大規模並列スパコンによるシミュレーションを活用するためには、並列アプリケーションの開発に必要な基本的な並列数値計算法についての知識が必要となる。このスクールでは、基本的な並列数値計算法について、講義と実習により学習するとともに、大規模並列プログラムに必要な並列入出力や性能チューニング並びに性能ツールの使い方についても学習をする。
並列計算についての知識と基本的な並列プログラミング技術を習得し、「京」に代表されるスパコンによる大規模な計算科学を駆使し、新しい科学を開拓したいと考えている若手研究者、企業の研究者の育成や交流を目的とする。

5.対象

本スクールは以下の方々を対象とします。

大学・研究機関に所属する若手研究者および学生（高専学生を含む）
企業に所属する研究者、技術者
MPI、OpenMPによる並列プログラミング未経験者、体系的に習得しなおしたい方

但し、対象者の方は以下の条件を満たす必要がありますのでご注意ください。

FortranもしくはC言語について、ある程度の知識とプログラミング経験を有すること
計算科学もしくは計算機科学の研究においてスパコンおよび並列処理の知識・技術の習得が必要であることなど、本スプリングスクールに参加の動機が明確であること
KOBE HPC Summer School 2016を受講していること、または同等の知識を有していること

6.プログラム概要

3月8日（火）

09:00-09:20	受付		ECCSE
09:20-09:30	開講挨拶		ECCSE・横川三津夫センター長
09:30-09:45	オリエンテーション
09:45-11:00	（招待講演）名古屋大学宇宙地球環境研究所　講師　梅田隆行
11:00-11:10	休憩
11:10-12:00	演習準備	π-cumputer利用準備	AICS・八木学
12:00-12:40	「京」見学（希望者）		AICS・広報グループ他
12:40-13:30	昼食
13:30-15:15	講義・演習	コードのチューニング（1）	AICS・八木学
15:15-15:30	休憩
15:30-17:15	講義・演習	コードのチューニング（2）	AICS・八木学

3月14日（火）

09:00-10:20	講義	OpenMPによる並列化実装（1）	AICS・八木学
10:20-10:40	昼食～休憩
10:40-12:00	講義・演習	OpenMPによる並列化実装（2）	AICS・八木学
12:00-13:30	昼食
13:30-15:15	講義・演習	ハイブリッド並列（1）	AICS・八木学
15:15-15:30	休憩
15:30-18:00	講義・演習	ハイブリッド並列（2）	AICS・八木学

3月15日（水）

09:00-10:00	講義	MPI講義（1）	ECCSE・横川三津夫
10:00-10:10	休憩
10:10-11:20	演習	MPI講義（2）	ECCSE・横川三津夫
11:20-11:30	休憩
11:30-12:30	講義	MPI講義（3）	ECCSE・辻田祐一
12:30-13:30	昼食
13:30-16:30	講義・演習	MPI-IO	AICS・辻田祐一
16:30-16:45	休憩
16:45-17:10	修了証授与、閉講式、全体写真撮影		ECCSE・横川三津夫

ECCSE・・・神戸大学　計算科学教育センター
AICS・・・理化学研究所　計算科学研究機構

7.参加申し込み

※定員に達したため受講受付は終了しました。

定員20名程度で、原則として先着順で受け付けいたします。ただし、特定の大学・機関の方に偏らないように調整させていただく可能性があります。
KOBE HPC Spring School 2017（神戸大学計算科学教育センター）
プログラムは、基本的に全日参加の方を対象とします。参加日程についてのご相談は、下記問い合せ先までお願いいたします。
全日参加の方の内、学生の希望者には旅費・宿泊費を支給することができますのでご相談ください。

8.参加にあたっての注意事項

参加を希望される方の要件として、FORTRANまたはCによるプログラミング経験、UNIXの経験、基礎的な数値計算の知識（LU分解、ガウスザイデル法など）を有していることを前提とします。
参加者はセミナー当日、1人1台ノートパソコンをご持参ください。
実習でスーパーコンピュータを利用するにあたって、輸出規制上の手続きにより、非居住者に該当する方（海外居従者等）については、別途ご相談させていただきます。

9.問合せ

事務局（神戸大学　計算科学教区センター内）
〒650-0048　兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-48
TEL：078-599-6718　FAX：078-599-6711