第1回 共通基盤研究に係るワークショップの開催(平成24年4月19日)について
1 主催者
理化学研究所計算科学研究機構
2 概要
機構の進める共通基盤研究や分野横断的な計算手法等に係るワークショップ
3 テーマ
大規模データにおけるファイルI/Oについて
4 対象者
計算科学、計算機科学に携わる企業、大学等の研究者など
5 開催日時
平成24年4月19日(木)13:30~16:30
6 開催場所
計算科学研究機構6階講堂(神戸市中央区港島南町7-1-26)
7 参加費
無料
8 プログラム
理研計算科学研究機構システムソフトウェア研究チームは、京の高度化に関して高性能通信ライブラリとファイルI/O処理を中心に研究開発を進めています。本ワークショップでは、本研究チームの現状を紹介するとともに、戦略機関の方々と主にアプリケーション側で抱えているファイルI/O処理に関して議論します。ユーザの抱えている問題点、ニーズに基づき今後必要とされるファイルI/O処理機能を明確化していきます。 | ||
13:30~14:00 |
「趣旨説明&システムソフトウェア研究チーム研究概要& HPCI共用ストレージの紹介」 |
石川裕 |
概要: |
システムソフトウェア研究チームにおける京の高度化に関する研究開発(高性能通信ライブラリとファイルI/O処理)を紹介するとともにHPCI共用ストレージを中心としたHPCIの準備状況を紹介する。 |
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14:00~14:30 |
「並列ファイルシステムの現状と今後」 |
山本啓二 |
概要: |
並列ファイルシステムの概要をLustre File Systemをもとに解説し、現状の課題を説明する。Lustre File Systemは京コンピュータや東大・東工大・筑波大のスパコンで利用されている並列ファイルシステムである。課題を解決するためにシステムソフトウェア研究チームが取り組んでいる並列ファイルシステムの概要を紹介する。 |
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14:30~15:00 |
「並列アプリケーション向けファイル集約ライブラリ」 |
大野善之 |
概要: |
並列アプリケーションの各プロセスが、個別にサイズの小さいファイルI/O処理を行なうと高いI/O性能を得ることは難しい。このような場合においても高いI/O性能が得られるように、並列アプリケーションで書き出される多数のファイルを1つのファイルに集約するライブラリを開発している。 |
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15:00~15:30 |
BREAK |
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15:30~16:30 |
ファイルI/Oパターンの集計結果:スケーラビリティ検討 |
自由討論 |
概要: |
頂いたアンケート結果を集計し、計算機側の視点でファイルI/O処理に関するスケーラビリティを検討する。また、プログラミングに関する問題点についても議論していく。 |
9 お申込み
参加申し込みは終了しました。
10 問い合わせ先
理化学研究所 計算科学研究機構 連携促進課
TEL:078-940-5559
e-mail:aics-renkei[-at-]riken.jp ([-at-]は@にしてください。)