吉田龍二特別研究員らが気象集誌論文賞を受賞
研究部門複合系気候科学研究チームの吉田龍二特別研究員、宮本佳明客員研究員、富田浩文チームリーダー、梶川義幸上級研究員が、2017年12月19日、日本気象学会の気象集誌論文賞(JMSJ award)を受賞しました。気象集誌編集委員会では1年間に気象集誌に掲載された論文の中から毎年数編優秀な論文を選定、顕彰しており、2017年は吉田特別研究員らの論文が気象集誌論文賞に選ばれました。
受賞対象となった研究は、熱帯低気圧の発生環境条件を理解することを目的として北西太平洋上で観測された熱帯擾乱について数値実験を行うことで、熱帯低気圧に発達するためには擾乱の付近に十分な水蒸気があり対流が持続すること、および中層渦と下層渦が同じ位置にあり直立した渦構造を維持することが重要であることを明らかにしました。
吉田龍二特別研究員の受賞コメント
これまでの研究成果が評価され受賞出来たことを大変うれしく思います。研究について議論し、助けていただいた研究チームの方々に深く感謝するとともに、今後もたゆまぬ努力を続けていき、受賞に恥じない研究者になりたいと思います。