理化学研究所 計算科学研究機構

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米国アルゴンヌ国立研究所ALCFとの連携活動を開始(11月25日 訪問レポート)

2013年11月25日(月)に、計算科学研究機構(AICS)の運用技術部門スタッフと高度情報科学技術研究機構(RIST)の共用促進及び利用支援スタッフ計9名が、米国アルゴンヌ国立研究所に附置されているArgonne Leadership Computing Facility(ALCF)を訪問しました。

これは、11月18日(月)にAICSとALCFとの間で締結された研究協力に関する覚書に基づく活動の一環で、今回は大規模スーパーコンピュータの運用技術や利用支援に関する具体的な連携内容を協議したほか、ALCFが運用しているペタフロップスマシン “Mira”や可視化装置の見学を行いました。

AICS及びRISTのプレゼンテーションには、ALCFのスタッフや学生が多く集まり、“Mira”と同規模のスーパーコンピュータ「京」についての関心の高さがうかがわれました。ALCFからは、独自に開発したユーザ支援用システムやメンテナンスの実情などが具体的に説明され、新たな知見を得ることができ、今回の訪問は非常に有意義なものとなりました。さらに、ALCFからはアプリケーションや可視化技術などについてのコラボレーションの要望も出され、より広範囲での協力の可能性が広がりました。

今後、相互に有益な情報及び知見の交換、人材交流などの協力関係を進めていくことで、「京」の円滑な運用や利用支援に役立てていく予定です。

(写真上:Miraを前に説明を受けるスタッフ 中:ALCFの可視化装置  下:AICSからのプレゼンテーションの様子)