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スーパーコンピュータ「京」がGraph500で1位を獲得

スーパーコンピュータ「京」がGraph500で1位を獲得しました。この指標は、グラフ解析という解析の性能を競う、新たなスパコンのランキングです。グラフ解析は、サイバーセキュリティー、医療情報、ソーシャルネットワーク等、様々な場面で利用されています。Graph500では、グラフ(※)の幅優先探索(1秒間にグラフのたどった枝の数(Traversed Edges Per Second; TEPS))という計算を行う速度で、スパコンの性能が評価されます。今回、「京」の約2/3(に相当する) 65,536個の計算ノードを用いて、1兆個の“節”と16兆個の“枝”からなる大規模なグラフを、わずか0.98秒で探索しました。その結果、17,977 GTEPS(ギガテップス)というスコアで、「京」は1位を獲得しました。本成果は、「京」が汎用性が高く、ビッグデータ解析を含む幅広い分野のアプリケーションに対応できることを実証するものです。

※グラフ…“節”と呼ばれる2つの点と、その間を繋ぐ線(“枝”と呼ばれる)からなる集合で構成される。データ間の関連性を示す様々な分野で使われている

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