理化学研究所 計算科学研究機構

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「京」を用いてメタンハイドレートが分解する仕組みを解明

世界で初めて、メタンハイドレートが分解してメタンが発生するメカニズムを分子レベルから明らかにしました。メタンハイドレートは水とメタンからできたシャーベット状の塊です。エネルギー資源として注目されていますが、分解の詳しいメカニズムはわかっていません。今回の「京」での解析から、ハイドレートが分解する際に過度にメタンが溶け込んだ水ができ、そこから発生したメタンの気泡がハイドレートの分解をさらに促進することがわかりました。これは、気泡の発生をコントロールすることでメタンハイドレートの分解を制御できる可能性を示しており、効率的にメタンを採取する方法の開発に役立つと期待されます。

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岡山大学プレスリリース

参考ページ

torrent No.7(日本語版)「水素・メタンハイドレートの生成、融解機構と熱力学的安定性」

torrent No.7(日本語版)「メタンハイドレート分解過程の微視的機構」