大規模計測と大規模計算の時代の脳科学
[ 2016年02月03日 ]
計算生命科学の基礎Ⅱ「大規模計測と大規模計算の時代の脳科学」
脳全体の構造、結合と活動を計測するMRI技術や、その局所回路の神経細胞の活動をまるごととらえる蛍光分子と顕微鏡技術の進歩により、脳科学はビッグデータサイエンスになりつつある。そこでは膨大な計測データからの情報抽出と、多様なデータを統合する数値モデルのシミュレーションのために、大規模計算が不可欠の要素になってきている。この講義では、日米欧の大規模脳科学プロジェクトにおいて計算技術の果たす役割と、我々が行っている脳イメージングと大規模シミュレーションについて紹介するとともに、ボトムアップのデータ駆動のアプローチに対応したトップダウンの理論的アプローチのあり方について考察する。
プログラム詳細については下記を参照。
http://www.eccse.kobe-u.ac.jp/distance_learning/life_science2
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