
スーパーコンピュータ「京」は産業界にも広く開かれた研究施設です。産業利用により社会で生活に役立つ優れた成果を生み出し、産業競争力を強化することが期待されています。「京」の産業利用については、利用の拡大に向け、さまざまな利用制度が用意され、技術的な支援が実施されています。
有償利用となる個別利用およびASP事業実証利用では、通常より高い優先度でジョブを実行できる優先利用制度が利用可能です。
利用にあたっては産業利用専門のスタッフによる利用相談や利用支援を受けられます。
利用端末を備えた作業用個室、アクセスポイントを東京と神戸に用意し、端末を無償でご利用いただけます。アクセスポイントには技術スタッフが常駐し、利用相談や利用支援を行っています。
一般的な研究課題の募集や技術的支援についての詳細はHPCIポータルサイトの産業利用ページ(登録施設利用促進機関のウェブサイト)をご覧ください。
また、大きなブレイクスルーが期待できる重要な分野の成果の創出やアプリケーションの開発等をめざすHPCI戦略プログラム(文部科学省が推進)においても、創薬、新材料・デバイスの開発、ものづくり等の産業応用につなげる取組が進められています。これらの分野においても、企業と協力で画期的な成果が生まれています。
現在も「京」などのスーパーコンピュータ(スパコン)は、産業界における製品開発など幅広い分野で利用されており、私たちの暮らしをさまざまな側面で支えています。その事例は、下記のサイトでも公開されています。
※スパコンシミュレーション利用事例集:計算科学振興財団のウェブサイト
(トップページ右下の「スパコンシミュレーション利用事例集」というバナーからご覧ください)
※「京」の産業利用などの研究内容に関する情報:HPCIポータルサイト
(HPCI研究成果のページ掲載の成果発表データベースをご覧ください)
※イラスト部分の「」の部分をクリックすると説明がポップアウトします。
計算科学研究機構では「京」の産業利用促進のために、産業界で利用されている商用ソフトウェアの「京」への移植・高並列化に取り組んでおり、産業界との共同研究も積極的に進めています。
また、産業界からのニーズ等の把握に努め、企業にとってより利用しやすいシステムや運用方法などの検討を進めています。
産業利用の促進に向けて、以下の機関等と連携・協力しながら活動を進めています。