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Monte Carlo approach to string/M theory

[ 2012年06月18日 ]

超弦理論やM理論は矛盾のない量子重力理論の有力な候補であるが、いまのところ摂動論的な定義しか確立されていない。1990年代後半にある種の超対称ゲージ理論を用いた超弦理論の非摂動的な定式化がいくつか提唱されたが、それらが本当に超弦理論を記述しているかを確かめるためには超対称ゲージ理論の非摂動的な性質を調べる必要がある。そのためには格子ゲージ理論の場合と同様にモンテカルロシミュレーションが非常に強力な道具になると期待されるが、超対称ゲージ理論を格子に載せることは理論的に簡単ではなく、一筋縄ではいかなかった。しかし、2002年のKaplan-Katz-Unsalの仕事を契機に研究が大きく進展し、(格子以外の手法も活用することで)超弦理論を記述すると期待される超対称性ゲージ理論は全て数値シミュレーション可能であるという認識が確立した。

Monte Carlo approach to string/M theory
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講師プロフィール Monte Carlo approach to string/M theory
名前:花田 政範 所属:KEK

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