理化学研究所 計算科学研究機構

メニュー
メニュー
Events/Documents イベント・広報

SC15 (11月15日~20日 米・オースティン) 展示・講演・受賞情報

SC15 石川プロジェクトリーダー招待講演

SC15 石川プロジェクトリーダー招待講演

理化学研究所 計算科学研究機構は、SC15(米・オースティン)に出展いたします。[11月16日~19日 ブース: #2521]

今年のSC15では昨年に引き続き「京」を利用した研究がゴードン・ベル賞の候補となっており、また「京」の後継機であるポスト「京」について、石川裕プロジェクトリーダーの招待講演などが予定されています。(日時・場所など詳細は下記)
SC15についての詳細は、SC15 公式サイト(英語)にてご確認ください。また、展示ブースでは、「京」やポスト「京」についての最新研究情報の他、理研AICS内で進む研究チーム同士のコラボレーションによる研究成果、また人材育成や他機関との連携活動などもパネルで紹介しています。

HPCGランキング 連続世界第二位

HPCGランキング 連続世界第二位
右端はドンガラ博士。

【最新情報】2015.11.19
   HPCGランキング 連続世界第二位

2015年11月の最新ランキングはこちらから。
(左端の列がHPCGランキングでの順位、右から2列目がTop500ランキングでの順位となっています)

HPCGは、Top500の考案者が、時代のニーズに合わせ新たに提案し最適化中の指標。ものづくりを含む産業利用など、実際のアプリケーションで良く使われる計算手法(共役勾配法)での処理速度を評価します。「京」はここでも、速さと効率の良さで世界第2位という大変高い評価を受けています。

※HPCG の解説については、「京」が新たな性能指標(HPCG)で世界トップレベルの高性能を達成 ~産業利用など実際のアプリケーションにおける高い性能を証明~(2014年11月)をご覧ください。※掲載の順位表は2014年当時のもの

 

 

Graph500 2期連続世界一位

Graph500 2期連続世界一位

【最新情報】2015.11.18
   グラフ500(Graph500) 連続世界第一位!(理化学研究所プレスリリース

2014年の6月、2015年の7月、そして今回と3度目、2期連続の世界一位となりました。Graph500ランキングはビッグデータと呼ばれる大量のデータ解析で重要な「グラフ処理」の計算速度を競うものです。グラフ処理を高速に計算できるようになることで、例えば、効率的なマーケティングや、タンパク質の複雑な相互作用のネットワークの表現と解析、また脳の学習の仕組みをまねた情報処理技術である人工知能の研究などにも貢献すると期待されています。

※Graph500 の研究の解説については、理研ニュース11月号をご覧ください。
※スパコンのランキングについては、理研ブログ(2014年7月)もご参考にご覧ください。

 

「京」、ポスト「京」関連のプログラム

※今年はブースでのショートレクチャは開催いたしません。

11月17日(火)※現地日時
10:30AM – 11:15AM
(ROOM: Ballroom DEFG)
石川 裕 (理研AICS ポスト「京」開発プロジェクトリーダー)
招待講演: ポスト「京」コンピュータにおけるシステムソフトウェア(System Software in Post K Supercomputer)
10:30AM – noon
(ROOM: Ballroom 12AB)
清水 俊幸氏 (富士通)
HPC Futures and Exascale - Fujitsu HPC: the Next Step Toward Exascale
5:15PM – 7:00PM
(ROOM: Level 4 - Lobby)
稲岡 創 (理研AICS 研究部門 離散事象シミュレーション研究チーム) ※共著者
ポスター: Scalable and Highly SIMD-Vectorized Molecular Dynamics Simulation Involving Multiple Bubble Nuclei
5:15PM – 7:00PM
(ROOM: Level 4 - Lobby)
(「京」コンピュータと、日本の他のスパコンを使用した研究)
ポスター [ベスト・ポスター候補]: Development of Explicit Moving Particle Simulation Framework and Zoom-Up Tsunami Analysis System
11月19日(木)※現地日時
10:30AM – 11:00AM
(ROOM: 17AB)
藤田 航平 (理研AICS 研究部門 総合防災・減災研究ユニット) ※共著者
南 一生 (理研AICS 運用技術部門 ソフトウェア技術チーム) ※共著者
ゴードンベル賞 候補者プレゼンテーション:1.08兆自由度(270億要素)の非構造有限要素非線形波動シミュレーションにより高度化された統合地震シミュレーション(Implicit Nonlinear Wave Simulation with 1.08T DOF and 0.270T Unstructured Finite Elements to Enhance Comprehensive Earthquake Simulation)

 

主要なランキング発表の日程(予定は変更になることがあります)

  • TOP 500 (オースティン:11/16 8:00AM  日本: 11/16 11:00PM 夜)
    ※「京」は4位維持
  • Graph 500 (オースティン:11/17 0:15PM  日本: 11/18 3:15AM 深夜) 
    ※「京」が2期連続第1位!
  • HPCG (オースティン:11/18 1:30PM  日本: 11/19 4:30AM 早朝)
    ※「京」が連続第2位
  • ゴードンベル賞 (オースティン:11/19 0:15PM  日本: 11/20 3:15AM 深夜)

    ※米国のスパコンSequoiaを使った研究 “An Extreme-Scale Implicit Solver for Complex PDEs: Highly Heterogeneous Flow in Earth’s Mantle”が受賞となりました。

  • -----------------

  • ※Green 500 (オースティン:11/18 5:30PM  日本: 11/19 6:30AM 早朝)
     (理研のスパコン「菖蒲(Shoubu)」が2期連続第1位!)