理化学研究所 計算科学研究機構

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Events/Documents イベント・広報

RIKEN AICS HPC Summer School 2015 開催報告

「京」のタペストリー前で集合写真

「京」のタペストリー前で集合写真

2015年8月17日(月)~21日(金)、理化学研究所 計算科学研究機構でRIKEN AICS HPC Summer School 2015を開催しました。このスクールは、「京」に代表されるスーパーコンピュータを駆使して新しいことに挑戦したいと考えている大学院生や若手研究者の方などを対象に毎年開催され、今夏で5回目の開催となりました。学生(学部生、大学院生)、研究者、教員、民間企業の方など合計22名の方が、一週間集中して講義や演習を受講しました。

●理研AICS、東京大学情報基盤センター、神戸大学計算科学教育センター、兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科の4者主催で実施しています。
●過去5回でトータル160名以上が参加しています。

今年のサマースクール

講演の様子

講演の様子

初日には、2014年と2015年連続ゴードン・ベル賞ファイナリストの一人である藤田航平特別研究員(総合防災ユニット)が、「京」における都市地震シミュレータの開発について講演し、その後「京」の見学が行われました。受講者は講演後や見学中に熱心に質問していました。

その後、中島研吾氏(東大教授、AICS客員主管研究員)と横川三津夫氏(神戸大教授、AICS客員主管研究員)、小野謙二チームリーダー(可視化技術研究チーム)による、並列計算プログラミングの基礎習得を目指した講義が行われました。

「京」の見学

「京」の見学

また「京」の一筐体に相当するスパコンFX-10(神戸大学計算科学教育センター所有)を用いた演習を行い、最終日の確認テストで5日間の学習の定着度を深めました。その後、スクール開催中に受講者からリクエストがあった熱源機械棟の見学を急遽実施し、引き続き修了式、集合写真撮影を行い、全プログラムが終了しました。

「学んだことが早速活きている」

平尾機構長から修了証を授与

平尾機構長から修了証を授与

後日、受講者アンケートでは、「講義内容が難しかった」、また「ちょうどよかった」という感想や、「最初難しく感じても丁寧に書かれている資料を読み返し実習して理解できることも多かった」、「学んだことが早速活きている」、「並列計算の分野について集中して勉強でき、世界が少し広がった」など、今後の学習や研究に繋がるというコメントも多くありました。

来春、アドバンス版の「スプリングスクール」開催

2016年3月初旬に、サマースクールのアドバンス版となる第2回スプリングスクールも開催予定です。詳細が決まり次第、当ウェブサイトにてお知らせする予定です。

これからも多くの方のご参加をお待ちしています!

講義資料

スクールの詳細や講義テキスト等はこちら
サマースクール、スプリングスクールの講義は一部動画でご覧いただけます。
RIKEN AICS HPC Summer School 2015 講義動画はこちら