国際ワークショップ JLESC2015(ジェイレスク2015 @ ボン)開催報告
2015年12月2日〜12月4日、ドイツのボンに、米・欧・日本からスーパーコンピュータを持つ6機関が集まり、スーパーコンピュータなどで使用するソフトウェア技術などについてワークショップ、第4回JLESCを開催しました。現地の研究者を含む約100名が参加しました。
JLESC(ジェイレスク)とは?
米のアルゴンヌ研究所や、ドイツのユーリッヒスーパーコンピューティングセンター、バルセロナ・スーパーコンピューティング・センターなどを含む6機関(参加機関)が共同で研究活動を行うために作られた国際組織がJLESCです。大規模で高性能な計算科学で使用するソフトウェアに関する多くの研究プロジェクトが進行しており、年2回のワークショップ開催の他、研究員を相互に派遣し、様々な共同研究も行われています。
様々なテーマのワークショップやセッションを開催
今回冒頭のセッションでは、MD(分子動力学)がとりあげられました。パラレル(同時並行)セッションなど含め、理研AICSからは9名の研究者が最新の研究について司会や発表などを行いました。
コラボレーションの貴重な機会
このJLESCでは発表を行うだけでなく、研究についてコラボレーションを創り出すことが目的です。Open MIC という参加者の討論を行う時間の中で、共同研究の可能性を探ったり、休憩や昼食、ディナーなどでも、研究者の交流や情報交換が積極的に行われています。
2016年12月には神戸で開催
このワークショップは今後フランスで行われた後、日本では、2016年の12月に理研AICS(計算科学研究機構)で開催される予定です。
詳細が決まりしだい、当ウェブサイトで案内いたします。
参加機関
UIUC イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
INRIA フランス国立情報学自動制御研究所
ANL アルゴンヌ国立研究所
BSC バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター
JSC ユーリッヒ・スーパーコンピューティング・センター
理研 計算科学研究機構(理研AICS)
アジェンダ
各機関の活動報告と基調講演
(テーマ)
Molecular Dynamics
Programming Models
Big Data & I/O
Resilience
Double Feature: Automatic Differentiation
Numerics
FPGAs
Performance Tools
Applications & Mini-Apps
今後の予定
2016年6月 フランス・リヨン
2016年12月 日本・神戸