スーパーコンピュータ「京」でHPCチャレンジ賞 3部門の第1位を獲得 - SC12(米・ソルトレイクシティ)
理化学研究所、筑波大学、および富士通株式会社は、スーパーコンピュータ「京(けい)」で測定した、スパコンの総合的な性能を評価するHPCチャレンジベンチマーク※の実測結果により、2012年「HPCチャレンジ賞」の4部門中3部門で第1位を獲得しました。米国・ソルトレークシティで開催中のHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング:高性能計算技術)に関する国際会議「SC12」で現地時間2012年11月13日(日本時間14日)、発表されました。
HPCチャレンジ賞で第1位を獲得したのは、
(1)大規模な連立1次方程式を解く演算速度(Global HPL)
(2)多重負荷時のメモリアクセス速度(EP STREAM)
(3)高速フーリエ変換の総合性能(Global FFT)
の3部門です。京は、昨年の4部門第1位に引き続き汎用スパコンとしての総合的な性能において高い評価を得たことになります
※HPCチャレンジベンチマークは、科学技術計算で多用される計算パターンから抽出した28項目の処理性能によって、スパコンの総合的な性能を多角的に評価するベンチマークプログラムです。この中でも特に重要な4つについては、HPCチャレンジ賞(クラス1)として各部門の第1位が表彰されます。
(プレスリリースより抜粋。プレスリリース全文はこちらです。
賞状と受賞の様子(米・ソルトレイクシティ)