2016年2月11日(祝・木)に「スパコンを知る集い in 高松」をアルファあなぶきホール 多目的大会議室「玉藻」(香川県高松市玉藻町9-10)において開催しました。
今回、170名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
各講師のプレゼンテーション要旨につきましては、こちらからご覧いただけます。
プレゼン資料については講演要旨各タイトルのリンクよりPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。
なお、当日回収させていただきましたアンケート調査の結果はこちらをご覧下さい。次回以降開催の参考とさせていただきます。ご協力ありがとうございました。
■概要
- 講演会名:スパコンを知る集い in 高松 ~「京」からポスト「京」へ~
- 主 催:理化学研究所 計算科学研究機構
- 後 援:香川県・香川県教育委員会・高松市・高松市教育委員会
- 開催日時:2016年2月11日 祝日・木曜日 13時30分~16時(受付13時〜)
- 開催場所:アルファあなぶきホール 多目的大会議室「玉藻」(香川県高松市玉藻町9-10)
■プログラム
13時30分~13時35分 | 主催者挨拶 |
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13時35分〜13時50分 | 動画上映『技術の壁を突き破れ!~スーパーコンピュータ「京」の開発~』 |
13時50分〜14時20分 |
参加者からの質問コーナー 横川 三津夫(計算科学研究機構/神戸大学・教授) |
休憩 | |
14時35分~15時15分 |
スパコンで目指す速い・安い・うまい薬づくり |
15時15分〜15時55分 |
「京」で分かった、ニュートリノによる星の爆発、超新星 滝脇 知也(理化学研究所長瀧天体ビッグバン研究室・研究員) |
15時55分〜16時 | エンディング |
■講演要旨
奥野 恭史
京都大学大学院医学研究科・教授
滝脇 知也
理化学研究所長瀧天体ビッグバン研究室・研究員
超新星爆発は地球の1万倍の大きさの星がその最終段階で爆発を起こす現象です。 夜空では年に500回ほど観測できる現象にも関わらず、どうやって爆発が起こるのか、あまり良くわかっていませんでした。ニュートリノという地球を突き抜けるほど非常に透過性の強い粒子がぶつかり合うことで、爆発に使われるエネルギーを得ると言われていましたが、その過程がうまく計算できなかったからです。今回、京コンピュータの莫大な計算資源で、ニュートリノが超新星爆発を駆動する瞬間を再現することに成功しました。講演ではその解説をしたいと思います。
■当日の様子
■アンケート調査結果
※170名中159名が回答
※各問いをクリックすると拡大します
■問い合わせ先
国立研究開発法人理化学研究所
計算科学研究機構 広報国際室
TEL:078-940-5596
E-mail:shirutsudoi[at]riken.jp([at]を@に修正後お送りください)
URL:http://aics.riken.jp/shirutsudoi
印刷用チラシデータはこちらからダウンロードしていただけます。【pdf 1.0MB】
スパコンで目指す速い・安い・うまい薬づくり
~病気の原因分子と薬の作用を予測する~
医薬品の開発はとても難しく、10年以上の長い年月と1000億円以上の費用がかかると言われています。このため薬の値段が高くなり、病気になっても高価な薬が買えない人たちも将来出てくる可能性さえあります。そこで私たちは、スパコン「京」を使って、より速く、より正確に医薬品を予測することによって、より良い医薬品をより安く開発することを目指しています。本講演では、私たちが製薬関連会社22社と共同で取り組んでいるスパコン「京」を用いた医薬品開発の研究プロジェクトを例に、これからの医薬品開発には欠かせないスパコンの威力をご紹介します。