RIKEN AICS HPC Spring School 2016 開催報告
2016年3月8日(火)~10日(木)、神戸の計算科学研究機構でRIKEN AICS HPC Spring School 2016を開催しました。
今年の春で3回目の開催となるSpring Schoolは、例年8月開講のRIKEN AICS HPC Summer Schoolのアドバンストコースです。両スクールは、「京」に代表されるスーパーコンピュータを駆使して新しいことに挑戦したいと考えている大学院生や若手研究者等の人材育成として、当機構、東京大学情報基盤センター、神戸大学計算科学教育センター、兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科が主催しています。
今回は、学生の方、研究者、民間企業に所属される方など、合計12名が受講、そのうち約5名の方は昨夏のSummer School 2015から引き続きの参加となりました。
スクールでは、主催機関研究者らによる講義と、「京」の一筐体に相当するスパコンFX10(神戸大学計算科学教育センター所有)を用いた演習を行いました。受講者の皆さんは、休憩時間や講義終了後にも熱心に自習され、講師やティーチング・アシスタント(TA)との活発なやりとりも見られました。
また、運用技術部門による「京」と施設(熱源機械棟、コージェネレーション発電機)の見学会を通し、スーパーコンピュータの運用やシステムについても知識を深めていただきました。
最終日に井上統括役から受講者一人一人に修了証を授与し、全プログラムが終了しました。スクールに参加された皆さんからの声を踏まえて、次年度以降も内容を充実させたプログラムを企画します。
これからも多くの方のご参加をお待ちしています。
※ HPCとは、High Performance Computing の略で、非常に計算量の多い計算処理のこと。
スクールの詳細や講義テキスト等はこちら