RIKEN AICS HPC Spring School 2016 のご案内 (3月8日~10日)
理化学研究所 計算科学研究機構では、若手研究者のみなさんを対象に、並列計算機を使いこなすためのプログラミング手法を習得できるスクールを開催します。
※基礎的な内容を中心としたSummer Schoolに対して、Spring Schoolは中級レベルの内容になります。
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講師紹介
※講義順
1.月日・場所
2016年3月8日(火)~3月10日(木) 理研 計算科学研究機構6階講堂
アクセスはこちら
2.主催
3.後援(予定)
- 「HPCI戦略プログラム」(括弧内は代表機関)
戦略分野1(理化学研究所)
戦略分野2(計算物質科学イニシアティブ(CMSI))
戦略分野3(海洋研究開発機構)
戦略分野4(東京大学 生産技術研究所)
戦略分野5(計算基礎科学連携拠点(筑波大学 計算科学研究センター)) - 一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)(登録施設利用促進機関)
4.目的
「RIKEN AICS※1 HPC※2 Spring School2016」は、「京」に代表されるスパコンによる大規模な計算科学を駆使して新しい科学を開拓したいと考えている若手研究者等を対象に、並列処理の基本と並列計算機を使いこなすためのプログラミング手法(並列計算プログラミング)を学ぶことを目的として開催いたします。
本スクールでは、ICCG法のようなデータ依存性を含むプロセスを、OpenMPにより並列化するためのリオ-ダリング手法について、また大規模並列プログラムに必要な並列入出力や性能チューニングについて、講義と実習※3によって学習します。
「京」に代表されるスパコンを駆使して新しい計算科学に挑戦したいと考えている方は是非奮ってご参加ください。
※1 AICS・・計算科学研究機構(Advanced Institute for Computational Science)
※2 HPC・・High Performance Computing
※3 実習ではスパコン(神戸大学のFX10)を使用予定です。
5.対象
本スクールは以下の方々を対象とします。
- 大学・研究機関等に所属する若手研究者(高専学生、大学院生を含む)
- 企業に所属する研究者、技術者
但し、対象者の方は以下の条件を満たす必要がありますのでご注意ください。
- FortranまたはCによるプログラミング経験、UNIXの経験(最低限emacs、vi等を使えること)
- 基礎的な数値計算の知識(LU分解、ガウスザイデル法など)を有していること
- 計算科学もしくは計算機科学の研究においてスパコンおよび並列処理の知識・技術の習得が必要であるなど、本スクールに参加の動機が明確であること
- RIKEN AICS HPC Summer Schoolを受講、または同等の知識を有していること
以上の条件を満たさない方はお断りすることがありますので、あらかじめご了承ください。
6.プログラム概要(予定)
3月8日(火)
9:00-9:20 | 受付~オリエンテーション | AICS・連携促進課 | ||
9:20-9:30 | 開講挨拶 | AICS・宇川副機構長 | ||
9:30-11:00 | 講義 | スーパーコンピュータを使う技術(概説) | AICS・南一生 | 資料 (スーパーコンピュータを使う技術(概説)) |
11:00-11:15 | 休憩 | |||
11:15-12:00 | 演習準備 | FX10利用準備 | 神戸大・森下浩二 | 受講者に別途連絡 |
12:00-13:15 |
- 昼食~休憩 - 「京」見学(希望者について12:00-12:20実施) |
AICS・広報国際室他 | ||
13:15-15:15 | 講義・演習 | ICCG法によるポアソン方程式ソルバー(1) | 東大・中島研吾 | 受講者に別途連絡 |
15:15-15:30 | 休憩 | |||
15:30-17:20 | 講義・演習 | ICCG法によるポアソン方程式ソルバー(2) | 東大・中島研吾 | 受講者に別途連絡 |
3月9日(水)
9:00-12:00 | 講義・演習 | リオ-ダリング手法(1) | 東大・中島研吾 | 受講者に別途連絡 |
12:00-13:30 | 昼食~休憩 | |||
13:30-15:00 | 講義・演習 | リオ-ダリング手法(2) | 東大・中島研吾 | 受講者に別途連絡 |
15:00-15:15 | 休憩 | |||
15:15-16:45 | 講義・演習 | OpenMPによる並列化実装(1) | 東大・中島研吾 | 受講者に別途連絡 |
16:45-17:20 | 休憩 熱源機械棟・コジェネ見学 (希望者について16:50-17:20実施) | 運用技術部門 施設運転技術チーム |
||
17:20-18:00 | 講義・演習 | OpenMPによる並列化実装(2) | 東大・中島研吾 | 受講者に別途連絡 |
3月10日(木)
9:00-10:00 | 講義 | MPI講義(片方向通信) | 神戸大・横川三津夫 | 資料 (MPI(片方向通信)) |
10:00-10:10 | 休憩 | |||
10:10-11:20 | 演習 | MPI演習(片方向通信) | 神戸大・横川三津夫 | |
11:20-11:30 | 休憩 | |||
11:30-12:30 | 講義 | MPI(コミュニケータ生成) | AICS・辻田祐一 | 資料 (コミュニケータとデータタイプ) |
12:30-13:30 | 昼食~休憩 | |||
13:30-14:30 | 講義 | MPI-IO | AICS・辻田祐一 | 資料 (MPI-IO) *3月11日更新 |
14:30-16:30 | 演習 | MPI-IO | AICS・辻田祐一 | |
16:30-16:45 | 休憩 | |||
16:45-17:10 | 修了証授与、閉講挨拶、全体写真撮影 | AICS・井上統括役 |
7.参加申し込み
- 定員20名程度で、原則として先着順で受け付けいたします。ただし、特定の大学・機関の方に偏らないように調整させていただく可能性があります。また、下記8.の参加要件を満たしていないと思われる方についてはお断りさせていただく可能性があります。
- 参加申し込み期間は 1月12日(火)9:00~ 2月8日(月)17:00です。
→ 〆切を 2月19日(金)17:00 に延長しました。 - 申し込みはこちらから
- プログラムは、基本的に全日参加の方を対象とします。参加日程についてのご相談は、下記問い合わせ先までお願いいたします。
- 全日参加の方の内、学生で主催・後援機関所属でない方には理化学研究所から旅費と宿泊費を支給することができます。旅費・宿泊費は理研規程に準じ、スクール修了後、振込みにて支給いたします。
8.参加にあたっての注意事項
- 参加を希望される方の要件として、FORTRANまたはCによるプログラミング経験、UNIXの経験、基礎的な数値計算の知識(LU分解、ガウスザイデル法など)を有していることを前提とします。(「5.対象」参照。)
- 参加者はセミナー当日、1人1台ノートパソコンをご持参ください。
- 実習でスーパーコンピュータを利用するにあたって、輸出規制上の手続きにより、非居住者に該当する方(海外居従者等)については、別途ご相談させていただきます。
※個人情報の取り扱いについて
登録いただいた個人情報は、当スクールの予定変更や詳細など理研からのご案内、スクール運営に係る資料・集計にのみ利用させていただきます。その他での利用、個人の特定が可能な形での取り扱いはいたしません。
9.問合せ
理化学研究所 計算科学研究機構 連携促進課
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-26
TEL:078-940-5796 FAX:078-304-4956
E-mail: