RIKEN AICS HPC Summer School 2012を開催しました。
2012年8月6日(月)~10日(金)に、理化学研究所 計算科学研究機構でRIKEN AICS HPC※ Summer School 2012を開催しました。このスクールは、現在、共用開始に向けた調整が行われているスーパーコンピュータ「京」に代表されるスーパーコンピュータを駆使して新しいことに挑戦したいと考えている大学院生や若手研究者等の人材育成を目的として、当機構、東京大学情報基盤センター及び神戸大学大学院システム情報学研究科の三者で開催したものです。
昨年に続き2回目の開催でしたが、申込受付開始後、短期間で定員に達するなど、多くの方からの参加申し込み・問い合わせをいただき、関心の高さがうかがわれました。学部生から准教授等大学・研究機関からの多数の参加のほか、民間企業からも10名、合計41名の方が参加しました。
スクールでは、主催機関研究者らによる講義とともに、神戸大学が7月に導入したスパコンFX-10を用いた演習も行いました。受講者にはFX-10上でプログラムを実際に動かし、並列計算プログラミングの基礎を学んでいただきました。最終日には確認テストを行い、5日間の学習の定着度を深めた後、平尾機構長から受講者一人ひとり、修了証を授与し、5日間のプログラムが終了しました。
今回の参加者からの声を踏まえ、内容をさらに充実させたスクール等を企画していく予定です。これからも多くの方のご参加をお待ちしています。
※HPCとは、High Performance Computingの略で、非常に計算量の多い計算処理のこと。
スクールの詳細や講義テキスト等ははこちら。