RIKEN AICS HPC Spring School 2014 開催報告
2014年3月5日(水)~7日(金)に、理化学研究所 計算科学研究機構でRIKEN AICS HPC※ Spring Schoolを開催しました。
このスクールは一昨年より開催しているRIKEN AICS HPC Summer Schoolで「数値計算法や性能チューニング技術についても学習したい」という受講者の要望を受け、今季初めて企画したものです。
「京」に代表されるスーパーコンピュータによる大規模な計算科学を駆使し、新しい科学を開拓したいと考える若手研究者等の人材育成を目的に、当機構、東京大学情報基盤センター、神戸大学大学院システム情報学研究科の三者により開催いたしました。
学生の方、研究者、民間企業に所属される方等…合計22名が受講されました。
スクールでは、主催機関研究者らによる講義と、「京」の一筐体に相当するスパコンFX10※を用いた演習を行いました。受講者は、講師との活発なやりとりや、Teaching Assistantのサポートのもと、FX10上でプログラムを実際に動かし、並列計算プログラミングを学んでいただきました。
3日間、約20時間の講義・演習・講義後の自習(演習)を経て、最終日には平尾機構長から受講者一人一人に修了証を授与し、全プログラムが終了しました。
本スクールは参加された皆さんからの声を踏まえて内容を充実させ、次年度以降も継続の予定です。また、例年通りサマースクールの開催も企画中です(8月上旬開催予定)。
これからも多くの方のご参加をお待ちしています。
※HPCとは、High Performance Computingの略で、非常に計算量の多い計算処理のこと。
※FX10は神戸大学が、機構に隣接する神戸大学統合研究拠点に保有するスパコン
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