RIKEN AICS HPC Summer School 2013を開催しました。
8月5日(月)~9日(金)に、理化学研究所 計算科学研究機構でRIKEN AICS HPC※ Summer School 2013を開催しました。このスクールは、「京」に代表されるスーパーコンピュータを駆使して新しいことに挑戦したいと考えている大学院生や若手研究者等の人材育成を目的として、当機構、東京大学情報基盤センター及び神戸大学大学院システム情報学研究科の三者で開催しているものです。
一昨年より始まり、3回目の開催となりました今回も、多くの方からの参加申し込み・問い合わせをいただきました。学部生や大学院生、ポスドク研究員や准教授及び民間企業に所属される方…合計36名の方が受講されました。
スクールでは、主催機関研究者らによる講義と、「京」の一筐体に相当するスパコンFX-10を用いた演習を行いました。このスパコンは、神戸大学が、当機構に隣接する神戸大学統合研究拠点に昨年導入したものです。受講者にはFX-10上でプログラムを実際に動かし、並列計算プログラミングの基礎を学んでいただきました。
最終日には確認テストを行い、5日間の学習の定着度を深めた後、平尾機構長から受講者一人一人に修了証を授与し、5日間のプログラムが終了しました。
本サマースクールは来年度以降も継続する予定です。参加された皆さんからの声を踏まえて、さらに内容を充実化してまいります。
また、サマースクールのアドバンス版となるスプリングスクールの開催も企画中です(来年3月上旬開催予定)。これからも多くの方のご参加をお待ちしています。
※HPCとは、High Performance Computingの略で、非常に計算量の多い計算処理のこと。
スクールの詳細や講義テキスト等はこちら。