
理化学研究所、筑波大学、および富士通株式会社は、スーパーコンピュータ「京」で測定した、スパコンの総合的な性能を評価するHPCチャレンジベンチマークの実測結果により、2016年「HPCチャレンジ賞」で、4部門すべてで第1位となりました。米国・ソルトレークシティで開催中のHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング:高性能計算技術)に関する国際会議「SC16」で現地時間2016年11月15日(日本時間16日)、発表されました。
HPCチャレンジベンチマークは、科学技術計算で多用される計算パターンから抽出した28項目の処理性能によって、スパコンの総合的な性能を多角的に評価するベンチマークプログラムです。この中でも特に重要な下記の4つについては、HPCチャレンジ賞(クラス1)が設けられています。
(1)大規模な連立1次方程式を解く演算速度(Global HPL)このうち、Global FFTは、今回コードの改良と最適化を行い前回の2位から1位になり、全対全通信性能とメモリアクセス性能の優位性が示されました。
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