加齢とともにさまざまな病気の発症リスクが高まります。高齢化が進行する中で、それらの病気の予防や早期発見、個人ごとに最適な治療を行う「個別化・予防医療」が切望されています。ポスト「京」によって初めて実現できる、検査データやゲノム情報などのビッグデータ解析や大規模な生体シミュレーションを行い、がん・心臓・循環器系・神経系などの疾患の病態の理解を深め、予防・早期発見の手法や個人ごとに最適な治療の探索法を研究します。それにより、個別化・予防医療の支援基盤となる統合計算生命科学を確立し、健康長寿社会の実現に貢献することが目標です。