私たちの暮らすIT社会の発展は、新機能デバイスや高性能材料の開発に支えられています。より健康で安心・安全な省エネ社会を目指すため、「京」では特に今後重要となるデバイスや材料のもとになる物質について、かつてない1000から1000万クラスの原子数のシミュレーションを行い、機能や性能の向上と電子状態の関係を調べています。ポスト「京」では、さらに複雑な構造や組成も考慮した現実に近いシミュレーションにより、産業化が可能な新しいデバイスや材料の設計を目指します。また、膨大な実験データとシミュレーションを融合させた新しい材料設計手法の開発にもチャレンジします。