社会のニーズに応える付加価値の高い新商品・技術を生み出すために、設計と製造のプロセスに革新をもたらすシミュレーションをポスト「京」で実現します。具体的には、送風機やポンプなどのターボ機械、自動車、航空機などを対象にした設計と、それらの設計を具体化する溶接と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形のシミュレータを開発します。例えば、自動車の車体の周りやエンジンルーム内の空気の流れ、ハンドル操作と車の運動、車内の騒音などを連携してシミュレーションできる統合設計システムをつくり、設計を少し変えたときに燃費や安全性、快適性などがどう変わるかを何度も高速にシミュレーションして最適設計を実現することが目標です。
※図はクリックすると拡大します
- サブ課題A 設計を革新する多目的設計探査・高速計算技術の研究開発
- サブ課題B リアルタイム・リアルワールド自動車統合設計システムの研究開発
- サブ課題C 準直接計算技術を活用したターボ機械設計・評価システムの研究開発
- サブ課題D 航空機の設計・運用革新を実現するコア技術の研究開発
- サブ課題E 新材料に対応した高度成形・溶接シミュレータの研究開発
- サブ課題F マルチスケール熱可塑CFRP成形シミュレータの研究開発
代表機関
東京大学生産技術研究所(課題責任者:加藤 千幸 教授)
分担機関
神戸大学、東北大学、山梨大学、九州大学、宇宙航空研究開発機構、理化学研究所、東京理科大学